2017年12月6日

お家の中で起こることに対する「社会化」

多くの方が「社会化」とは
家族以外の人に会うこと
他の犬と会うこと
それさえできればもうだいじょうぶ!

…とうっかり誤解しているように
感じることがあります。

実は
お家の外で起こることと同じぐらい
お家の中で起こることも犬にとっては
人が見るそれとは違って映ります。

「なんか変!大事件かもしれない!」だったり
「追いかけなければならない!」だったり
するのが


  • お母さんが洗濯物を取り込むこと
  • 落とした洗濯物を拾うこと
  • 床掃除をすること
  • ドアが開いたり閉まったりすること
  • 小さいお子さんがいるお家なら子供が家の中を走ること
  • 赤ちゃんの泣き声
  • 宅急便の訪問に大急ぎのお母さんの姿

だとしたら、皆さんは驚きますか?

お家の中で起こることは
私たち「ひと」にとっては「当たり前」の日常。

それが、犬にとっては
「受け入れるのがちょぴり難しい」と言われても
「???」と首を傾げたくなるかもしれません。

ただ、まず犬はどういう動物かを知っておくと
万が一子犬がそうした風景に過剰に反応しても、受け止め方が変わってくるのではと思います。

犬は素早く動くものを追いかける動物です。
いろんなものを口にくわえて確かめてみることもとっても自然な行動です。

その2つを頭の隅に置いておくだけでも
「問題行動」に取りくむ飼い主さん、肩の力を抜けるのではないかなーと思います。

私は先日受けた研修で
動物福祉の「5 Freedom(5つの自由の原則)」
を改めて見直す機会がありました。

「5つの自由の原則」とは国際的な動物福祉の基準で以下の5つから成ります。
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1.空腹と渇きからの自由
2.不快からの自由
3.苦痛や病気、ケガからの自由
4.正常行動発現の自由
5.恐怖およびストレスからの自由
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4以外はとってもシンプルです。
では「正常行動の発現の自由を」と言われるとちょっと堅苦しい感じはしますね。

これは咬み砕いて言うなら
「犬は犬らしく」

そしてトレーニングは
「犬は犬らしく(ただし安全にね!)」
のためにあるんだと思います。

動物福祉の考え方は
犬が犬らしくあるために、人側が我慢する…
犬がかわいそうだから、なんでも犬のやる通りに放っておく…
という意味では決してありません。

そのためにはまず
何が「犬らしい」のか知ることから、始めてみませんか?
トレーニングって、実はそんなところからスタートするんです。